美容皮膚科で肌のハリを取り戻す

肌は皮脂腺から分泌される皮脂や汗腺からの汗が天然のクリーム、皮脂膜となって表皮を覆い、日光の刺激や気温の変化による水分の蒸発から守られています。皮脂が減少すると肌の水分が失われ、皮膚が硬くなり、ひび割れが起きてしまいます。冬は空気が乾燥していることから、かゆみを伴う皮脂欠乏症も起こしやすくなります。表皮は角質細胞がレンガのように重なり、角質細胞間脂質でつながっています。

それらは水分を多く含むセラミドで構成されているため、水分が失われると、ひび割れやかゆみだけではなく、シワにもなってしまうのです。表皮を保護する皮脂腺は部位によって数に差があり、目の周りや口元は少ないので、皮膚の構造として目元、口元は乾燥しやすく、シワができやすい部分です。そこで予防として乾燥への対策が必要です。まず洗顔を見直しますが、スキンケアに熱心な人ほど、特に頬や目元などの脂分を洗顔で取り過ぎ、肌を乾燥させる傾向があります。

通常であれば洗顔料での洗顔は夜だけで十分で、その際、よく泡立てて泡で包むように洗います。また紫外線対策は冬でも必要で、紫外線が肌に届くと光老化が起き、同時に日光で肌から水分が奪われます。冬の紫外線対策を怠ると、乾燥からの小ジワのたるみにまで及びます。できてしまったシワには、美容皮膚科で行なう即効性のあるヒアルロン酸の水光注射(ダーマシャイン)が有効です。

美容皮膚科で、真皮を構成するヒアルロン酸を注入することで内側から肌を持ち上げ、シワの溝を目立たなくします。極細針を使うため痛みはほとんど感じず、施術は10分から20分程度で、術後にメークもできます。美容皮膚科では肌の状態を診察し、仕上がりの希望などカウンセリングを行なって施術してくれますから、2,3カ月に1度のエステ感覚で利用できます。

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